―「この国に住むわたしたち」とは、一体だれの事なのか。
世界を平和にする方法を、できる限り気楽な姿勢で考える演劇。
果てとチーク 川村瑞樹凱旋公演
『そこまで息が続かない』
【作・演出】升味加耀
【出演】川村瑞樹 升味加耀
【スタッフ】
舞台監督:平井隆也(吉祥寺GORILLA) 照明:佐藤佑磨 制作:升味加耀
制作補佐:的場裕美 宣材撮影:Yui Nogiwa 宣伝美術:間宮きりん 演出助手:堀紗織(くらやみダンス)
【期間】12/12(木)~15(日)
【上演スケジュール】
12/12(木) 15:30◎/ 20:00
13(金) 15:30◎ / 20:00◎
14(土) 15:30 / 20:00◎
15(日) 14:00◎/ 18:00◎
◎…アフタートークあり
各回終演後、下記の皆様に御登壇いただきます。
12/12(木) 15:30 田島実紘さん(劇団スポーツ)
13(金) 15:30 広田淳一さん(アマヤドリ)
20:00 首藤凜さん(映画監督)
14(土) 20:00 福井夏さん(柿喰う客/しあわせ学級崩壊)
15(日) 14:00 山本健介さん(ジエン社)
18:00 中島梓織さん(いいへんじ)
※その他アフターイベントについては後日詳細発表。
【会場】アトリエ第Q藝術 地下一階セラー https://www.seijoatelierq.com/
【上演時間】70分程度
【チケット料金】
一般前売 2,500円/ 当日 3,000円
U22前売 2,000円/ 当日 2500円
【一般発売日】11/3(日) PM12:00~
【ご予約フォーム】https://www.quartet-online.net/ticket/cantbreatheanymore
◆概要
果てとチークのユニット員・川村瑞樹の帰国を記念した小公演。
川村・升味がそれぞれに感じる、現在の日本への閉塞感をもとに新作二人芝居を発表。
初めてのユニット員のみの公演。
◆あらすじ
社員旅行に出かけた両親が空港爆破テロで死んだ。
その葬式のために里帰りしたら、実家のマンションのエレベーターに閉じ込められた。
停電したようで辺りは真っ暗。
そこには10年前に死んだはずの同級生・加藤がいた。
(「閉」ボタンを押した瞬間、確かに私はここにひとりだったのに。)
「いやいやだって死んだじゃんあんた」
「はい!」
「元気な返事」
そうやってわたしたちは、とっくの昔に終わってしまった話をする。
◆升味 加耀 (演出) コメント
「日本人」てなんなんだろう?
と最近よく思います。
それは「わたし」とか「わたしたち」とはなんなんだろう、という問いにもつながっています。
そもそもどこの国に住んでいて、どんな言葉を話して、肌の色が何色で、という情報が、本当に個人や集団の性格を定義できるだけの質量を持っているんでしょうか。
どっちかというと、そのカテゴリ分けこそが、無関心や拒否感、無用な争いのもとの様に感じる今日この頃です。
「わたし」と「わたし以外」、「わたしたち」と「わたしたち以外」が、同じ価値をもつ人間であるということさえ忘れなければ、社会は随分とうまく回るのになあ、という感じで、世界を平和にする方法を、気楽な姿勢で考えるエモめの演劇です。
絶望的な演劇をそこそこやってきましたが、今回は重めのあらすじに反してハッピーな度合いを高めたいと思っていますので、あまり怖がらずにお越しいただけたら幸いです。
▼お問い合わせ先: hatetohope15@gmail.com
▼SNSアカウント: Twitter/ Instagram @hatetohoppe